DVDの目的
- 2014/10/18
- 00:09

フル・コムの山田英司先生のご好意により、呉式太極拳の紹介DVDを制作してくださいました。フル・コムの皆様と一致していることはある程度呉式太極拳の紹介になっておりますが、わたくしは研究会をはじめてからは実に多くの方より人体の背中の色々なトラブルの相談を受け、出来る限り太極拳練習の中で様々な注意点を与えたことにより、腰痛や五十肩、座骨神経痛などの苦痛の明らかな緩和と一定レベルまでの治癒をこの二年間で達成して参りました。この度のDVDは私と直接会わなくてもみなさまの老化による背中の諸問題について一定の改善ができることを考慮した内容を盛り込みました。当然、完璧な治癒や相当レベルまでの改善はわたくしの直接の指導が不可欠です。
また、今回のDVDで紹介している呉式太極拳精簡30式ですが、動き自体は50を超えております。呉式太極拳では複数動作の繰り返しが一つと計算する為、本当に初心者で体力があまりない方々の為を想定していますが、本物の呉式太極拳に慣れていない方でしたらそれでも少々きつい状態になるかもしれません。実際にDVDの中で最も勧めたい部分は五種類の単推手になります。一般的の話しで言えばどこの流派も連盟も単推手は一種類しかないですが、しかも、ごく一般的な単推手で陰陽手の要素が入っていなければ、活動される筋肉や筋が更に限られてしまうことが必然です。呉式太極拳の五種類の単推手の中でどれも陰陽手の様子が盛り込まれており、一日に10分から20分のこのような誰でも出来る簡単な単推手の練習を試みていただければ、どなたでも多なり少なりの背中の問題解決が望めます。
当然、少なくとも呉式太極拳精簡30式の勉強ができれば、理想に一方近づけるのです。正しい太極拳の練習をせずに推手だけを練習すると、ある程度の人体の機能的な機能を改善することが可能であっても、根本的に数十年間扱き使ってきた体の修復は内在機能(内勁)の習得も必要になってきます。実際に私の研究会で健康回復の恩恵に預かって来られた方々と同様に皆様に一人一人にも楽しい毎日が過ごせるようになれたらと思い、今回は呉式太極拳精簡30式も同時に紹介しました。実際は動画をご覧になって何かが習得出来ることに対しては、いささかの難しさがあるような気が致します。ご年配の皆様やお体の弱い方が是非ともとりあえず単推手の練習を試みて頂ければ幸いです。太極拳は当研究会の参加を心よりお待ちしております。
我が家元の呉式太極拳は慣れていない方だと最初、少々ご苦労をされる場合もありますが、しかし、考えてみると現在の私の研究会の中ではある程度慣れて来た方で70代も60代も皆はもう呉式太極拳精簡30式ではなく、正式の呉式太極拳慢架108式を修練している方がほとんどです。私が普段の申していることを忠実に守ってくだされば、当家の太極拳は練習すればする程元気が出ますね。これは多くの方が証言しています。近頃では慣れている方で一度のレッスンの中で二回の慢架108式を練習する場合もあります。私の研究会には肉体労働をされている整体師や他の重労働をされている方が多く、多くの方が体の疲労や背中の問題点が改善されつつあり、研究会の初期から通われている研究員の方は腰痛などがほぼ完治された方も複数います。
今回のDVDで日本の皆様に箴言をさせて頂ければ幸いです。間違った太極拳を練習されますと体を壊してしまうおそれもあり、皆で注意をしましょう。正しい太極拳と言ってもそんなに難しいことではありません。難しいのはおそらく私達の固定概念が私達の変革の足枷になっていることではないかと思います。しかし、今日の日本では医療保険制度や年金制度は本当にいつまで継続できるのかは誰もが知りませんが、私達はもはや太極拳を娯楽の一種として、適当に付き合うのではなく、自己責任でもって真剣にそれぞれの太極拳の実際の効果と言うものを考える時代が来ましたよ。当然、固定概念を破ることが大事ですが………
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